校長挨拶

知識を深めるとともに、人間力を育む3年間を

 茨城県立水戸第一高等学校附属中学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

 本校は、明治11年(1878年)創設の水戸第一高等学校の伝統を受け継ぎ、未来を担う若い世代を育成する場として令和3年4月に開校いたしました。今年度、附属中学校は6期生を迎え、開校以来の歩みが新たな段階に入ります。そして同時に、中学1期生がいよいよ高校3年生へと進級し、附属中で培った学びと精神を胸に、最終学年として大きく羽ばたこうとしています。附属中と高校の一体的な教育の成果が、確かな形となって表れ始めています。

 本校が大切にしている精神は、水戸一高の校是である「至誠一貫(しせいいっかん)」と「堅忍力行(けんにんりょっこう)」の精神です。

  至誠一貫:表裏のない誠実さを持って最後までやり抜くこと
  堅忍力行:意志を強く持ち、耐え忍んで努力を続けること

 これらは単なる標語ではなく、変化の激しい時代を生きる生徒たちが、自ら考え、判断し、行動するための「心の軸」となるものです。

 附属中学校では、この精神を土台に、学力の向上とともに「人間力」を育む教育を重視しています。そのため、高校生ともに実施する学苑祭、歩く会、クラスマッチ、海外研修をはじめ、校内ガイドツアー「水戸一の道」、国内研修や語学研修、農業・地域探究などの多様な体験的学習を積極的に取り入れています。

 こうした経験は、知識を深めるだけでなく、他者を尊重し、自分の考えを磨き、挑戦する姿勢を育てる大切な機会となっています。

 また、学習面では「授業第一主義」を掲げ、教員一人ひとりの授業力向上と組織的な授業改善に取り組んでいます。中高一貫教育の強みを生かし、6年間を見通した学びの連続性を確保しながら、生徒の可能性を最大限に引き出す教育を進めています。

 私たちは、生徒一人ひとりが持つ個性と好奇心を大切にし、未来を切り拓く力を育てることを使命としています。附属中学校での3年間が、生徒たちにとってかけがえのない成長の時間となるよう、教職員一同、全力で支援してまいります。

今後とも、本校の教育活動へのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

                  茨城県立水戸第一高等学校附属中学校
                           校長 庄司 一裕